阪神が今季ウエスタン・リーグ公式戦の主催試合でＤＨ制を採用することが１０日、わかった。阪神フロントから要望が上がり、１月２４日に行われたウエスタン・リーグの幹事会で承認された。

　ウエスタン・リーグの試合協定書では、セ・リーグ球団の主催試合はＤＨ制を採用しないことになっている。パ・リーグ球団の主催試合はＤＨ制だが、阪神が主催する公式戦でＤＨ制は異例。幹事会でウエスタンに所属するセ・リーグの他球団から了承を得て実現した。イースタン・リーグでは２００９年からセ・リーグ球団でもＤＨ制を導入している。

　平田勝男２軍監督（５３）は「うちは野手が多いので、たくさん打席に立たせるのが目的。本当は１試合１０イニングやりたいくらいなので」と話した。今季の阪神主催は４９試合。投手の打席がＤＨに割り当てられるため、ルーキー北條史也内野手（１８）＝光星学院＝ら若手期待株たちの出場機会がより増えることになりそうだ。