期待の若虎が躍動!中谷4番で5の3
「阪神2軍キャンプ」(11日、安芸)
期待の若虎がバットで魅せた。今年初の対外試合を行い、4番・三塁で先発出場した中谷将大外野手(20)が5打数3安打2打点の活躍。平田2軍監督も高く評価した。
初回、2点を先制してなおも無死二塁から、右前へのクリーンヒットで走者を迎え入れた。二回には1死三塁から中前へ鋭く抜ける適時打。四回にも先頭で打席に入り、しぶとく中前へ運ぶなど、初回から3打席連続安打で3年目の春へ好スタートを切った。
試合後も素振りで汗を流し「思い切り、フルスイングでした」と3打席の手応えを振り返った。昨春は1軍キャンプに抜てきされた。魅力は長打力。今キャンプでもフリー打撃で柵越えを量産。順調に成長してきた。平田2軍監督は「4番起用が成功したな。内容はまだ評価に値しないが、本人は気持ちいいと思うよ」と明るい声を響かせた。
打撃は評判通りの結果を出したが、今季取り組んでいる三塁の守備では四回、1死一塁からゴロを捕球した後、併殺を狙ったものの二塁送球が間に合わず野選。失点に結びついただけに、中谷は「守りをしっかりしないと。これからです」と反省した。
平田2軍監督は「ノックではなく、ゲームでしか感じられないものがある。生き物だから」と今後の成長に期待した。