良太13日紅白戦で“虎1号”宣言
「阪神春季キャンプ」(12日、宜野座)
2013年虎1号をぶっ放す!!新井良太内野手(29)が、紅白戦でのチーム初本塁打を宣言した。今季初実戦となった10日の日本ハム戦(名護)でチームは本塁打なし。昨季の4番は13日の紅白戦でアピール弾を放ち、コンラッドや新井に「4番・三塁」争いで差をつける。
キャンプ2度目の休日、新井良はゆっくり体を休めたが、闘争心は燃え上がったままだった。自身に求められている長打、本塁打。「そんなに甘くない」と言いつつも、「(本塁打が)出るに越したことはないし、そのために準備をしている」と言葉に力を込めた。
今季も4番に座るには、コンラッドや兄貴浩と真っ向勝負しなければならない。「打つも守るも積極的に。攻めて攻めて、決して引かないように」。全身からあふれ出る気迫は自信が備わってきている証拠でもある。
10日の日本ハム戦では2安打1打点と結果を残したが、「課題だらけ」と反省が口をつく。一方で「打球は飛ぶようになったし、速くもなったと思う」と、飛距離を求めたオフの肉体改造の効果は感じ取っている。
キャンプ後半の第3クールからは紅白戦を皮切りに実戦漬けとなる。フルスイングで、より打球を遠くへ‐最大のアピールポイントだ。「そういうのを求められているので応えたい」。挑戦者の気持ちで前へ。虎1号を放ち、4番をたぐり寄せる。