新井、真弓前監督から熱血授業45分!
「阪神2軍キャンプ」(21日、安芸)
右肩痛と背中の張りで2軍調整の新井貴浩内野手(36)が、4日ぶりにティー打撃を再開した。視察に訪れている真弓明信前監督(59)から直接指導を受けつつ、室内練習場で約50球を打った。
身ぶり手ぶりを交え、熱い口調で話す恩師の言葉を神妙な面持ちで聞き入り、目前で何度もスイングを繰り返す。駆けつけた真弓前監督のもと、急きょ始まった“熱血授業”。軽めながら1球、1球、気持ちを込めたスイングでフォームを確かめた。
マンツーマンで約45分。濃密な時間を過ごした新井は「ただの野球談義だよ」と詳細は明かさず、「お世話になりましたから。ありがたいですね」と感謝した。打撃練習を行うのは1軍・宜野座キャンプを離脱した17日以来。「(状態は)変わらない。大丈夫。普通だよ」と話した。
真弓前監督は20日に安芸を訪れ、練習試合を観戦。この日は林や岡崎にもアドバイスを送るなど、積極的に動き回った。1月に行われた「天地会」で顔を合わせた平田2軍監督が「時間があったら見に来てください」と要望し、実現した“臨時コーチ”。平田監督は「やっぱり新井のことが気になるのよ」と、元指揮官の心中を代弁した。この日は屋外でのランニングも再開した新井。恩師のエールを胸に一歩ずつ、着実に復活への階段を上っていく。