福留、開幕へ向けて実戦重視で調整

 「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)

 福留孝介外野手(35)が、23日の日本ハムとのオープン戦初戦(名護)に出場することが決まった。6年ぶりの日本球界復帰となることで、開幕までに自身の感覚を養い、審判によって異なるストライクゾーンなどの確認を行う考えを明かした。

 3月29日、神宮での開幕戦を万全の状態で迎えるために‐。福留は「なるべく出られる状態であれば、少しずつでも実戦に出ていきたい」と明かした。オープン戦でのテーマは「相手投手を見るよりも、まずは自分の感覚を戻すことが大切。ストライクゾーン?そういうことも確認していかないといけない」。打席での感覚を日本仕様に戻すことが重要と考えている。

 日米ではストライクゾーンが異なり、相手投手の配球も変わる。メジャーではストライクゾーンで勝負するのが基本だが、日本はボール球を振らせるために初球から配球を組み立ててくる。

 5年間のブランクを埋めるには、1打席でも多く打席に立つことが重要。オープン戦途中で打ち込む時期をつくるが、基本的にはより多くの実戦に出る方針だ。

 新天地でのキャンプを打ち上げ「これから実戦に入っていくためにしっかりやりたい。これから(ライバルたちと)勝負していくことになる」と、より表情を引き締めた背番号8。シーズンで活躍するための準備に、抜かりはない。

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