期待の若虎共倒れ…岩本&秋山が炎上
「オープン戦、ヤクルト8‐8阪神」(24日、浦添)
目を覆いたくなるような光景が展開された。阪神打線は13安打8得点と爆発。しかし、序盤で大きくリードしながら、開幕ローテを期待される岩本、秋山の乱調が響いての引き分け試合に、試合開始直後のお祭りムードはみじんも残っていなかった。
ここまで練習試合で通算6回無失点だった先発・岩本が、初回2死から岩村に右翼へのソロを浴びると投球が一変。その後も失点を重ね、4回7安打5失点、5四球という散々な結果に終わった。
「今日は直球が良くなかった。低めの直球が生命線なのですが…」と岩本。和田監督も「低めに集めようとしていたが(球が)垂れていた」と、期待を寄せる3年目右腕の不調に、厳しい表情を浮かべていた。
そして、その岩本と開幕ローテの枠を争う2番手・秋山も、ピリッとしない。五回から登板し、3回は無失点に抑えたが、八回に4安打を集中されKO。3回2/32失点と結果を出せなかった。「投手コーチが、意識的に同じ日に投げさせているのに共倒れでは…」と、和田監督も厳しい言葉を並べた。
「チャンスをもらっているのだから、生き残っていくために、しっかりやらないと」と岩本が話せば、秋山は「結果を出したかった」とうなだれた。そんな2人に、中西投手コーチは「ローテに入ってもおかしくない投手?おかしくない内容か!もう一回やり直してこい!!」と激怒。沖縄での最終日。投手陣に、大きな課題を残した。