筒井が左肩痛からの復活登板で1回0封
「2軍練習試合、阪神3-5四国ILp選抜」(27日、安芸)
左肩関節周囲炎のため2軍で調整中の阪神・筒井和也投手(31)が27日、安芸市営球場で行われた四国ILp選抜との練習試合で故障後初となる実戦マウンド。先発で1回を無失点に抑え、回復をアピールした。
感触を確かめながらの投球。それでも結果は上々だった。切れのある直球にスライダーを織り交ぜながらテンポよく2死を奪う。3人目には中前打を許したが、後続を無難に封じて無失点。14球の復活投球に「投げられたというのはホッとした部分がある」と左腕。戦線復帰への感触を胸に表情をほころばせた。
キャンプ序盤に左肩に違和感を発症。症状は軽度ながら、開幕に万全を期すため2軍での調整を決断した。安芸合流後のリハビリメニューも順調に消化し、患部も順調に回復。この日も上々の内容で調整を再び軌道に乗せた。
直球への手応えを口にする一方で「14球投げて本当に納得のいく球は2、3球」とも。今後のマウンドでは実戦勘を取り戻すことが課題となる。「ブルペンでも違和感がない。全然問題ないと思う」と平田2軍監督。28日の患部のチェックを経て、3月からは1軍再合流となる見込みだ。
今季も中継ぎの貴重な一角を担う左腕。「ただ投げるだけでなくメリハリを付けてやっていきたい」。1カ月後の開幕を見据え、いよいよ調整を本格化させる。