藤浪、次戦へ“ノーモア四球”宣言
ノーモア四球だ!阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が3日、次回登板以降は無駄な四球をなくすことを誓った。テンポのいい投球で、濃厚となっているローテ入りまでさらなるステップアップを狙う。
無失点デビューから一夜明けたドラ1右腕。「勝負に行ってのフォアボールならいいけど、きのうのは無駄な四球だった。無駄な四球はなくしていきたい」。早くも次回登板が有力視される9日のオープン戦(対日本ハム、甲子園)へ課題を挙げた。
実戦初登板となった前日2日の練習試合・オリックス戦(安芸)は2四球を与えた。初回無死一塁は安達に対して1球もストライクが入らず。二回無死は、バルディリスをフルカウントから歩かせた。ともに状況を考えれば防げた。
結果的には0点に抑えたが、不用意な四球は守備のリズムも悪くなり、流れを変えてしまう可能性がある。「野手も守りにくいので、ある程度のテンポは意識していきたい」。ただ投げるだけではなく、守備のリズムも考える余裕を見せた。
2日は安芸での登板を終えた後に帰阪した。周囲の反響は「ちょこちょこありました」と照れ笑い。この日は甲子園で練習した。キャッチボールは約50メートルまで距離を伸ばして50球。疲労を感じさせない鋭い球筋だった。その後はランニングなど軽めの調整。2度目の登板へ向けて上々のスタートを切った。