藤浪、無敗の甲子園マウンド「楽しみ」

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が5日、甲子園球場での投球を心待ちにした。次回登板が予定されている9日の日本ハム戦でプロ入り初めて聖地のマウンドに立つ。

 「1軍でも2軍でもいずれ投げると思うので。投げやすい球場なので、そういう意味では楽しみではあります」

 言葉の節々から自信があふれ出る。高校時代、甲子園無敗を誇るルーキーは球場を知り尽くしていた。「ポール際が狭いのでいい当たりをされると(スタンドに)入ってしまう。しっかりコーナーを突いていきたい」と球場対策もばっちりだ。

 甲子園残留組練習ではブルペンでプロ入り最多の72球を投じた。前回2日のオリックス戦(安芸)は2回30球で降板したが、次戦は球数を40~45球に増やし、イニングも延ばす予定。それでも「やること自体は変わらない」と自然体を強調する。プロ初の“聖地登板”へ視界は良好だ。

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