桧山健在!今季初実戦で初打点
「2軍教育リーグ、阪神2‐3オリックス」(6日、鳴尾浜)
今年も神様の勝負強さは不変だ。阪神・桧山進次郎外野手(43)が6日、鳴尾浜で今年初実戦に臨んだ。2軍の教育リーグに5番・DHで先発出場。安打は出なかったが初回の好機に中犠飛できっちり“仕事”をした。
1打席で結果を残す。「神様」たるゆえんは、その決定力にある。初回、関本が適時二塁打を放ちなお1死一、三塁。古川の3球目、外角高めの直球を左中間へ運んだ。飛距離十分の犠飛で追加点をもたらした。「(バットを)振れたから良かった」とさらりと振り返ったが、一振りで決める力はさすがのひと言だ。
平田2軍監督は改めて脱帽した。「生きた見本だよ。あれが理想的な打撃」。初実戦の第1打席で状況に応じた打撃をした。ここまで爆発的な攻撃力を誇っている1軍の新猛虎打線に桧山が加われば鬼に金棒となる。
7日にも関本とともに1軍本隊に合流する。「去年と比べても差は歴然」と語るほどキャンプから順調な過程を歩んだ。仕上がりは上々。神様の戦闘態勢が整った。