北條、雨で“1軍デビュー”お預け
“1軍デビュー”は雨音とともにかき消された。阪神・ドラフト2位・北條史也内野手(18)=光星学院=が「9番・遊撃」でスタメン出場予定だった10日の巨人とのオープン戦は、試合開始5分前から降りだした雨で中止となった。
高校時代、その豪快な打撃で沸かせた甲子園球場。相手は宿敵・巨人。最高の舞台で用意された“1軍デビュー”。試合前は「ヤバイッス」と緊張感を漂わせていたほど。だが、天候にはあらがえず「ハードラックです」と苦笑いを浮かべた。
今後の出場機会は、「また相談します」と黒田ヘッドコーチ。チャンスは少ない。それでも和田監督や先輩選手から声を掛けられ「テンションが高く、楽しんでいる感じだった」と刺激を受けた様子。北條にとって、収穫ある1日となった。