阪神、OP戦初“完封負け”難敵出現ヤ
「オープン戦、阪神0-8ヤクルト」(13日、甲子園)
阪神に難敵出現!猛虎の金看板を取り戻したタテジマ打線が、オープン戦初の“完封負け”を喫した。西岡、マートンのバットが空を切り、福留、新井良も快音を封じられた。オ・ガ・ワ‐。ヤクルトのルーキー右腕が、5回3安打零封で虎の前に立ちはだかった。
野茂英雄氏を連想させるプチ・トルネード投法。独特な投球フォームから意図的に低めを狙ったボール球に各打者のバットが反応してしまう。これが初物の強みであり、データの少ない打者の弱み。主力の大半が退いていた2月24日の2回零封を含め、7イニング連続無得点と眠らされた。
西岡「てこずりそうなイメージ。フォークかツーシームか分からないけど、落ちるボールが厄介。そういうイメージは消さないといけない。次、対戦する時にはなんとかしたい」
新井良「一回(打席に)立てたので、これを次に生かさないといけない。低めのボールが全部変化してる。カット(ボール)か、ツーシームかフォークなのか。落ちてるのかなぁ」
キーワードは見極めだ。ストライクゾーンからボールゾーンに落ちる球を振らせ、引っかけさせようという小川の投球スタイル。開幕前に主力が対戦し、肌でしか味わえない感覚を得て、腕の振り、ボールの軌道を確認できたのは貴重なデータになる。
「結構どの球種もいい球だった。投げっぷりもいい。しっかり投球内容を分析して、公式戦では攻略法を持って対戦したい。新人とはいえ、簡単じゃないから」。和田監督は本番での対決を見据えて徹底解析し、小川攻略法のカギを授ける。
福留が反攻のノロシを上げた。「オープン戦なので公式戦になれば、また違った形になってくると思う」。行間に潜む不敵な笑み。やられたらやり返すのがプロの流儀。待ってろよ‐。洗礼は倍返しがふさわしい。
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