久保、守護神テストへ「もう大丈夫」
体調不良で実戦登板から遠ざかっていた阪神・久保康友投手(32)が早ければ15日のDeNA戦(横浜)で、オープン戦初登板を果たすことが14日、分かった。
新守護神として臨む久保。だが初実戦となった2月27日のWBC強化試合、キューバ戦の九回に登板した後は、腹痛や発熱といった体調不良の影響もあり、オープン戦の登板はなかった。
久保は「もう大丈夫。焦らず、普段通りにやりたい」と復調をアピールした。15日からの関東遠征はDeNA、ロッテ、西武、ヤクルトとの4連戦。ここで久保のオープン戦初登板が決まった。山口投手コーチは「早い段階で投げさせたい」と話しており、15日のDeNA戦にも実戦復帰の可能性がある。
加えて「気温や状態などを見ながら」(山口コーチ)の条件付きだが、今遠征中に2試合以上の登板を見込んでいる。
走り込みの量が不足するなどしたが「疲れた時には、そうなる。(シーズンでの)練習だと思ってやっている。どんな状態でも、無駄にはしたくない」。アクシデントも、連投で疲労が蓄積した際でのテストケースとして利用する構えだ。
開幕まで2週間。1球たりとも無駄にせず、開幕へ照準を合わせる。