新井開幕に光!16日にも実戦復帰
右肩後方関節唇(しん)損傷から復活を目指す阪神・新井貴浩内野手(36)が16日にも実戦復帰することが14日、明らかになった。鳴尾浜で15日にシート打撃を行う。状態に問題がなければ同日に名古屋入りし、翌16日のウエスタン教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)に出場。開幕1軍に向けた調整がいよいよ最終段階に突入する。
この日、西宮神社での参拝後、底冷えする鳴尾浜に移動。小嶋、西村らがブルペンで投球練習する時に打席に入った。生きた球を見て、時折うなずく。実戦感覚を取り戻すため左右の投手の球筋を約100球見極めた。
15日のシート打撃が実戦復帰へのGOサインとなる。権田トレーナーは「そこまで行えば実戦へのすべての行程を踏んだことになる」と説明した。背中を痛め2月19日にから2軍で調整を続けた。ここへ来て開幕1軍への光が見え始めた。
16日からの教育リーグ中日戦は3試合に出場を予定している。試合翌日のコンディションもチェックが必要だ。「試合に出てどこまで(状態が)上がってくるか確認する」と和田監督。その上で「打てればいいというものではない。打って走って守ることができる状態にならないといけない」と1軍合流の条件を課した。
開幕4番の座は新井兄弟に絞られている。先を行く弟良太に、名古屋から兄が待ったをかける。