安藤1回ピシャリで開幕1軍GOサイン
「教育リーグ、中日1‐5阪神」(15日、ナゴヤ)
阪神・安藤優也投手(35)が15日、2軍の教育リーグ・中日戦で今年実戦初登板し、七回の1イニングを3人で抑えた。直球は最速143キロ。2月の安芸キャンプ中に患った左太ももの張りで出遅れたが、影響を感じさせない力感あふれる投球を披露した。
先頭の赤田は初球、二ゴロに打ち取り、赤坂は内角直球で三飛。最後は小田を直球で追い込むと、3球続けた変化球で一ゴロに仕留めた。「1イニングをしっかり投げ切ることを考えた。もう脚は問題ない。今日ぐらい投げられれば大丈夫」。久々のマウンドで十分な手応えをつかんだ。
開幕1軍については「もちろん、そこに合わせていく」と即答。17日にも中継ぎで1イニングを投げる予定で、「先発かリリーフか分からないけど、言われたところでしっかりやりたい」と力を込める。起用法にこだわらず、チームに貢献する考えを強調した。
平田2軍監督は「力入れて投げてたね。相手じゃなくてスピードガンと勝負してるもん」と冗談交じりに称賛。久保2軍投手コーチも「直球に速さ、強さがあった」と話し、開幕1軍にゴーサインを出した。