安藤1回2失点も“合格”中継ぎ候補に
「教育リーグ、中日4‐5阪神」(17日、ナゴヤ)
経験豊富なベテラン右腕が、セットアッパー候補に名乗りを上げた。阪神の安藤優也投手(35)が、2軍の教育リーグに登板。2番手で六回の1イニングを投げ、味方のエラーもあり2安打2失点(自責1)と結果は振るわなかったが、2軍首脳陣は投球内容に合格点を与えた。
キャンプ中に患った左太ももの張りで出遅れたが、開幕を前にしっかりと調子を上げてきた。15日の実戦復帰から中1日で登板。安打と西田の悪送球で無死一、三塁を背負い、福田には中越えの2点適時三塁打を浴びる。それでも続く無死三塁のピンチで前田を遊ゴロ。赤坂、井藤を連続三振に斬って踏ん張った。
安藤は03年に中継ぎとして51試合に登板し、チームを優勝に導いた実績がある。渡辺が右肩の張りで離脱している現状を受け、平田2軍監督は「安藤は経験が豊かだから」とリリーフ陣の一角に推薦。140キロ超の直球に威力があり、久保2軍チーフ投手コーチは「向こう(1軍)に渡せる状態になった」と昇格にゴーサインを出した。