新井、1軍合流へ 開幕スタメンに前進

 阪神の新井貴浩内野手(36)が19日から1軍本隊に合流することが18日、決まった。新井はこれまで右肩後方関節唇(しん)損傷からの復活を目指し、2軍で調整を続けてきた。本来は4番の最有力候補。開幕スタメンを目指し、まずは20日の広島戦(高松)に出場する予定だ。

 ヤクルトとの開幕戦まであと10日。主砲がいよいよ1軍の舞台に帰ってくる。ヤクルト戦の試合後、和田監督が「高松から1軍に合流する」と新井の1軍復帰を明言した。新井は19日に高松入りし、20日の広島戦(高松)出場に備える。

 開幕スタメンへ大きな前進だ。新井は昨季痛めた右肩のリハビリに取り組んでいた2月の宜野座キャンプ中、背中の痛みを訴えた。そのため同19日から安芸の2軍キャンプへ合流。キャンプ終了後は鳴尾浜で懸命なリハビリを続けてきた。

 一時は開幕1軍も危ぶまれたが、今月16日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰。「4番一塁」で先発出場すると、さっそく3打数2安打2打点と結果を出した。翌17日の同戦にも先発出場し、順調な回復ぶりをアピールしていた。

 この日は小雨が降った鳴尾浜で、動きの最終確認を行った。ベースランニング、キャッチボール、フリー打撃、ノック。走攻守すべての動作で軽快な動きを披露した。

 練習を見守った担当の権田トレーナーも、新井の1軍復帰へGOサインを出した。「(1軍の)レベルまできています。患部の状態も安定しており、経過も良好です。こちらから動きの制限をかけることもないです」と説明した。

 新井は患部の状態について「問題ないよ」ときっぱりと話した。ただ1軍復帰に関しては「やってみないと分からない。まだ6打席しか立ってないから。実戦の中で自分のイメージと感覚を合わせていく」と慎重に言葉を選んだ。

 現状、1軍の守備位置は一塁を弟の良太が、三塁を新外国人のコンラッドが守る。さらに4番には打撃好調の良太が座り続けている。オープン戦は20日から24日までの5連戦のみ。残された時間はそう多くない。その中で4番の“本命”が追い込みをかける。

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