能見、体調考慮し開幕ローテ回避も
第3回WBCで準決勝敗退した侍ジャパンが19日、成田空港着の航空機で帰国した。
悔しさがないと言えばウソになる。それでも阪神・能見は「ファンの期待に応えることができなかった。自分の力不足」と気丈に前を向く。侍ジャパンで得た経験。それが虎のエースをさらなるレベルアップへと導く要素だ。
「投手陣で最年長でしたけど、他の投手を見て自分の力が足りないことを痛感した。だからこそもっとレベルアップができるんじゃないか」。ずっと阪神の中にいては得られなかった思い。「いいモチベーションでやっていきたい」とシーズンでさらなる高みを目指していくつもりだ。
ただ気になるのは体のコンディション。首脳陣は4月2日・中日戦(京セラ)が濃厚だった開幕ローテを飛ばすことも視野に入れている。現状で「投げ込みはキャンプからしっかりやってきたので」と不安は感じさせなかったが、近日中に首脳陣と会談を持ち「指示に従います」と今後のスケジュールを決めていく。