藤浪、能見&鳥谷に弟子入りで世界学ぶ

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が20日、第3回WBC日本代表の能見篤史投手(33)、鳥谷敬内野手(31)への弟子入りを志願した。将来の日本代表入りを目指す右腕は、身近な教材から国際大会の戦い方を予習する。

 19日の帰国後、鳥谷が「良い部分を若い選手に伝えていければ」と話した。この言葉に藤浪は敏感に反応した。「もしお話しできるなら(国際大会の)雰囲気や、日本代表でしか感じ取れないこととかを聞かせていただきたい」。同じ投手の能見にも機会を見つけて“取材”するつもりだ。

 大阪桐蔭3年時には夏の甲子園で優勝後、18歳以下の世界選手権に出場したが「世界大会の経験はあるけどWBCとは違うと思う」と振り返る。今後は15年に新国際大会「プレミア12」も開催され、日の丸を背負うチャンスが増える。夢が実現する日へ向けて予備知識を入れていくつもりだ。

 日本代表入りするためにも、まずはシーズンで結果を出し続けなければならない。この日も開幕への準備を進めた。鳴尾浜では開幕前最後の登板となる24日のオリックス戦(京セラ)へ向けてブルペンで53球を投げた。

 初めてとなる中6日登板については「そんなに違和感はない。高校の時は土日が試合だったので。調整は違うけどそんなに大きく変わることはない」と前向きだった。日の丸を背負い、世界の猛者と戦う日まで、今は日々進歩を目指す。

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