藤浪、先発前日に異例の83球投げ込み
阪神ドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が23日、先発する24日のオリックス戦(京セラ)を前に投球フォームの最終チェックを行った。同球場のブルペンで登板前日では異例の83球。セットポジションからの投球を多めにプロ入り最多の球数を投じた。
「ボールが良くなかったので。シュート回転もそうですけどコントロールも良くなかったです」
こう意図を明かした藤浪はブルペンで投げ終えると、外野に走った。自ら志願し、中西投手コーチがノックする球に対して約10分間、ゆっくりと大きなフォームで約50メートルの返球を繰り返した。「フォームの確認です。感触の問題ですね」。高校時代からフォーム確認のため遠投を取り入れていたという。
「微妙なズレで大きく変わってくるので。修正できる範囲だと思うので明日までに修正したい」
今回が開幕までの最終登板となる。オリックスとの対戦は3月2日の練習試合以来2度目だが、今回はWBC代表メンバーの糸井や李大浩らの出場が予想される。「すごいバッター。自分のピッチングをしたい」と藤浪。予定されている球数は約100球。WBC戦士を斬って万全の状態で開幕を迎える。