秋山、執念の粘投でドロー呼び込んだ

 「ウエスタン、オリックス1‐1阪神」(23日、神戸二)

 阪神・秋山の粘りが執念のドローを呼び込んだ。先発し6回1失点。初回こそ制球が定まらず先制点を奪われたが、二回以降は尻上がりに調子を上げ追加点を許さなかった。

 33球を要した初回。二塁打、四球から4番高橋信に変化球を中前に運ばれ、簡単に先制された。「変化球に自信がなくて腕が振れなかった」。スライダーやフォークが決まらず、何度も険しい表情を浮かべた。

 苦しんだ初回を乗り切ると、二回以降は粘りの投球を見せる。「追い込む前にインコースを使ったりした」と投球の組み立てを変更。三回の自身の一塁悪送球を含め、六回までに4失策が出たが、無失点に抑えた。

 特に五回は西田の失策もあり1死一、三塁のピンチ。先制打の高橋信を迎え、1ストライクから外寄りの変化球で見事、遊ゴロ併殺に仕留めた。平田2軍監督も「きょうは秋山ら投手陣がよく頑張ってくれた」と奮投をたたえた。

 目標の開幕ローテは逃したが、1軍昇格のチャンスはいつか必ず訪れる。その機会をつかみ取るまで、4年目右腕は粘り続けてみせる。

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