和田監督が今季キーマンにマートン指名
燕を撃ち落としての開幕ダッシュ。そのキーマンはマートンだ。阪神・和田豊監督(50)は25日、セ・リーグのファンミーティングに出席。6球団監督によるパネルディスカッションでは、虎のキーマンの一人としてマット・マートン外野手(31)の名前を挙げた。
「昨年は点を取れずに苦しんだが、今年は足を使える打線を組めるようになった。期待してください」。指揮官が虎党へ力強い言葉を発した
新加入の西岡、そしてオープン戦で結果を残した大和、主将・鳥谷、4番に勝負強さを増した良太、そして5番に福留。オープン戦12球団トップの91得点、同2位のチーム打率・294が、その破壊力を証明した。ただ和田監督は、その後ろを打つ6番・マートンの存在が鍵を握るという。
「西岡、福留、鳥谷は選球眼がいいので塁に出てくれる。その後を打つマートンの働きで変わってくる」と断言した。
29日からのヤクルトとの開幕3連戦。川端、バレンティンの故障欠場濃厚に「非常にいい情報をいただきました」としたが、決して気の抜ける相手ではない。初戦から館山、石川と左右のエースが先発するのは確実だ。
「左右の両エースを、どう打つか。そこら辺を攻略して、シーズンに弾みをつけたい」。昨季は取り切れなかった1点。新戦力、機動力、そしてマートンの勝負強さ。すべてを携え、燕撃ちで上昇気流に乗る。