Ｇ倒なくして猛虎の栄光はない！

　川藤ＯＢ会長が２５日、都内で開催されたイベント「セ・リーグ開幕直前！！ファンミーティング２０１３」に出席。今季の和田阪神へ、打倒巨人への思いを強くすることを望んだ。

　猛虎を愛すればこそ、川藤会長は言わずにはいられなかった。「ジャイアンツを倒さん限り夢はなし！去年みたいにあれだけ負けていたら、タイガースじゃない！！」。

　昨季の対戦成績は５勝１５敗４分け。宿敵・巨人を倒すことへ執念を燃やした川藤会長、いや猛虎の先人たちにとって、決して受け入れられない数字だ。川藤会長は今季の順位予想でも１位を阪神、最下位を巨人として場内のファンを沸かせるなど、強烈なライバル心を隠そうとしなかった。

　「これしかないやろ！何でもジャイアンツ、ジャイアンツ。冗談じゃない」と大見えを切った。広島、中日、ＤｅＮＡ、ヤクルトと並んだ２位以下には「あと（２位から５位は）は西から（並べた）」。これには、場内がまたもや大爆笑だ。

　しっかりと手応えも感じている。西岡の加入、大和の台頭。目指す機動力野球が形を成してきた。「１番から３番まで、みんな走れる。福留、マートンも走塁への意識が違う。今年はイケイケの野球ができる」。“球界の春団治”の粋な演出。巨大戦力を必ず突き崩す。その期待に、猛虎は必ず応える。