新井が一塁先発も!右のコン砲不調なら
代打として開幕を迎える阪神の新井貴浩内野手(36)が、29日からのヤクルトとの開幕3連戦中に一塁の守備に就く可能性が27日、出てきた。新外国人のコンラッドがオープン戦で右打席は打率・211と結果を残せなかったため、開幕後も右打席で不調が続いた場合、新井に出番が回ってくることになりそうだ。
ヤクルトの開幕投手は館山が濃厚。2戦目は石川に任されることが決定的で、3戦目は八木が先発して左腕が続く可能性がある。2年連続Bクラスの阪神としては、開幕ダッシュは欠かせない。久慈内野守備走塁コーチはコンラッドが結果を残せなかった場合、新井が一塁、新井良が三塁に入る計画があることを明かした。
「肩は万全とは言えないけど、どこかのタイミングで一塁ならスタメンがあると考えておかないといけない。本人には近いうちに話そうと思っている。スタートは代打になるけど、新井の力が必要になる時は来る。コンラッドが右打席で結果を残していないし、そういう意味でも(新井に)チャンスは来る」
右肩後方関節唇(しん)損傷からの再起を目指す背番号25。送球には負傷の影響は残っているが、打撃の状態は悪くない。鳴尾浜でのシート打撃では加藤から右越え二塁打を放って4打数1安打。オープン戦では12打席しか立てておらず、今は実戦で打席に立つことに意味がある。水谷チーフ打撃コーチは「状態は上がっているよ。(打席に)立たせるだけで違うからね」と手応えを口にした。
新井は練習後に「きょうは何もないよ」とだけ話して都内に移動。ただ、その表情に焦りや不安はなかった。元4番の準備は整っている。