桧山、開幕館山撃ち!対戦打率・474
ツバメ斬りは任せた。切れ味鋭い刀を手に22年目の今季に挑む阪神・桧山進次郎外野手(43)が27日、敵の開幕投手・館山攻略に尽力する覚悟を語った。対戦打率は19打数9安打の・474。代打の神様がシーズン初星ゲットに向けて神宮を切り刻む。
「対戦があれば頑張りたい。一番はチームが勝つことが大切だし、(開幕ダッシュで)チームが乗れたら一番いいから。いいイメージ?そんなにないけど、逆に向こうが嫌なイメージを持っていてくれたらうれしい」。1打席勝負。先入観で立ち合いを制することができれば対決を自然と優位に運べる利点がある。
シート打撃では、鶴の直球を抜群の反応ではじき返して右前打。不惑を通り越してなお、輝き続ける老練かつ卓越したテクニックを鋭いライナーにちりばめた。
22度目の開幕が近づく。「平野のボールを見られたのが大きかった」。ペナントに向け、24日のオリックス戦で快速右腕の直球を体感できたことを収穫に挙げたベテラン。肉体も神経も準備万端だ。