能見、竜倒秘策あり!エースさあ初登板
阪神・能見篤史投手(33)が1日、今季初登板となる2日の中日戦(京セラ)に向け、鳴尾浜で調整した。WBCで経験したことを投球などに「秘策」として生かし、チームの連敗ストップに貢献する。
「(WBC後の練習法は)基本は、やっていることに変わりはないです。走る量は多めにやっていますが。(生かせることは)色々とありますけど、内緒です」
かけがえのない財産を生かさない手はない。WBCでの経験や、他球団の選手と過ごした時間は、今後の成長や新たな投球術につながるものだった。具体的な策はあえて明かさず、マウンドで示していく。
昨年の中日との対戦成績は4戦2勝1敗で、防御率は1・04。昨年からそれほど顔ぶれは変わっていない中、警戒すべきは井端だ。WBCで共に戦い、改めて「本当に勝負強いです」と凄みを肌で感じた。今季は5番に入っているため、井端の前に走者を置かないことが重要だ。
この日はキャッチボールやショートダッシュなどで調整した。3月26日には、ウエスタン・広島戦(由宇)で7回3失点。「(変化球も)違和感はないです。(気持ちは)明日になってみてからです」。舞台も変わり、新たな第一歩を踏み出す。自身のレベルをさらに引き上げる節目のシーズンが、幕を開ける。