藤浪マエケンに投げ勝つ!7日にも対決
阪神ドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が1日、次回の登板で投げ合う可能性がある広島・前田健太投手(24)との“対戦”を熱望した。3月31日にプロ初先発した藤浪の次回登板は7日の広島戦(マツダ)が有力。同じく31日に登板した前田が中6日で調整すれば、両者の投げ合いが実現する。
衝撃のデビューから一夜明け、藤浪は次回登板を心待ちにした。プロ2戦目にして、目標とするマエケンとの投げ合いが実現するかもしれない。
3月31日にプロ初先発した藤浪の次回登板は7日の広島戦が有力。同じく同日の巨人戦に先発したマエケンもこのまま中6日で回れば、次のマウンドは7日となる。
「目標とする選手の方なので、勝ち負けに関しては厳しくなりますし、なかなか簡単なゲームではないですけど、すごく光栄なことなので、胸を借りるような気持ちで頑張りたいと思います」
中学時代にはマエケンを教えたコーチから指導を受けており「参考にしたい部分はたくさんあります。球種のキレや微妙なコントロールをしっかり見たいと思います」と目を輝かせた。
マエケンはかつて、日本ハムのエースだったダルビッシュ(レンジャーズ)から“エース道”を学んだ。3年前の交流戦でダルビッシュは打席に立ったマエケンにほぼ全球種を投じた。試合後「どういう球を投げるか、向こうも興味あっただろうし、いろんな球種を投げた」とわざと投げたことを明かしている。
藤浪は「(全球種)見せていただけたらありがたいことですし、なかなかない経験なので」と対戦を熱望する一方で、「勝負事なのでお願いはできない。マウンドに上がったら勝ちにこだわるのは当然」と投げ勝つことを誓った。
この日は鳴尾浜でキャッチボールやランニングで体を動かした。「疲れているとも思わないですし、体の張りもないです」。先週から変更した調整方法のままプロ2戦目に向かう。あこがれのマエケンとの投げ合いを制してプロ初勝利をつかむ。