藤浪がコイの機動力警戒 テンポ変える
阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が4日、広島打線の機動力を警戒した。プロ2戦目の登板となる7日に対戦する。
赤ヘル打線のイメージは「機動力をすごく使ってくるチーム」。先の塁に進まれないため、クイックや投球のテンポを変えて対処する。だがまずは、無駄な走者を出さないことだ。
「(四球を)できるだけなくしたい。勝負にいっての四球は仕方ないので、ストレートの四球や余計なものはなくしていきたいです」
プロ初登板の3月31日のヤクルト戦(神宮)では6回を投げ、4四球を与えた。盗塁も2つ決められた。だがマウンドでは走者よりも打者を抑えることに集中する。18歳ルーキーは強気の姿勢を崩さない。
「基本、バッターを抑えたら盗塁されても関係ないので」
この日は京セラドーム大阪のブルペンで約40球を投げた。「最初は悪かったですけど、途中から修正できたのでよかったと思います」。鯉打線を封じてプロ初勝利をつかみ取る。