悩む和田監督…4番は新井かマートンか
「広島(中止)阪神」(6日、マツダ)
4番・新井良の離脱に、阪神・和田豊監督(50)も新4番選定に頭を悩ませていた。この日、新井良が左太もも裏肉離れで登録を抹消。指揮官は「今年は勝ち取った4番。自信を持ってやってほしい」と期待をかけていただけにダメージは少なくない。
代わりに座る4番に関しても「1日悩むわ」とポツリ。新井良の故障箇所が左太もも裏だけに、長期離脱の可能性も考えられる。和田監督は「(良太が)どれぐらい帰って来られないか、というのもある」と説明。一定期間を任せられる選手を据えることを示唆した。
代役4番に関して、黒田ヘッドコーチは「打順の大枠を変えない?その方がいいだろう」とし、打順の変更を最小限にした布陣となりそうだ。さらに水谷チーフ打撃コーチは「そこ(4番)で打っている人がいい」と、経験者が適しているという認識を示した。
現状、新井良が座っていた「4番・一塁」の位置に兄の新井貴浩が入るのが有力。さらに、開幕から好調で勝負強いマートンを4番に据え、「6番・一塁」で新井を置く打線も考えられる。
和田監督は「(候補も)そんなに何人もおらんだろう。時間ができたので、ゆっくり考えたい」と話した。5日の試合では延長十二回の死闘を制した。「これを続けていけば打線(の調子)も戻ってくる。勝った次が大事」と和田監督。新4番で臨む7日の試合は、今後の流れをつくる重要な局面となる。