藤浪先発流れて1日限定セットアッパー

 「広島(中止)阪神」(6日、マツダ)

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が、7日の広島戦(マツダ)で中継ぎ登板する方針を首脳陣が固めていることが、明らかになった。同日の広島(2)戦が雨天中止となり、先発予定だった岩田稔投手(29)は7日にスライド登板する。同日先発予定だった藤浪は2番手として待機。中継ぎ登板が実現すれば、大阪桐蔭の先輩、岩田とのリレーも実現する。

 1日限定、“セットアッパー・藤浪”が誕生する。早くも、大阪桐蔭リレーが実現しそうだ。中西投手コーチが7日の広島戦で当初、先発予定だった藤浪を先発・岩田に次ぐ2番手で登板させる方針を示した。

 「(登板間隔が)あくのがこわいからな。(中継ぎで)投げさせるよ。ゲーム展開にもよるけど(中継ぎ)1番手で行かせようと思う」

 イニング数については戦略上の理由から明言を避けたが、登板間隔をあけさせないため、少しでも投げさせておきたい。今後の登板日に関してはこれまで通り“サンデー晋ちゃん”で固定する考えだ。

 5日の広島戦で久保が4イニング投げたため、7日はベンチ入りしない方向。代役守護神は福原が務めるため、リリーフ陣は手薄になる。急きょ、歳内をファームから呼び寄せたとはいえ、藤浪にかかる期待は大きい。チームの勝利を第一に考える18歳も役割を全うする覚悟だ。

 「まだ聞かされていませんが、もちろん準備はしています。調整は(先発の時と)同じです」

 この日はマツダスタジアムのブルペンに入り、40~50球を投げた。その後は短距離ダッシュなどで翌日の登板に備えた。

 短いイニングの登板は後先を考えず、全力投球できる。最速153キロ右腕はどんな投球を披露するのか。

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