小嶋“先発仕様”で復活!7回0封

 「ウエスタン、阪神2-1中日」(7日、鳴尾浜)

 阪神・小嶋が“先発仕様”で復活や。二回以外は中日打線を3者凡退に封じ7回1安打無失点。1軍先発の一角を虎視眈々(たんたん)と狙う左腕が猛アピールした。

 最速141キロの直球が球速以上に威力を発揮した。内に、外に、投げ分けて凡打の山を築く。二回、堂上剛の右二塁打が外野に運ばれた唯一の打球。実に11個のゴロでアウトを重ねた。

 さらに2種類のスライダーとフォークで空を切らせた。四回からの4者連続三振を含め計8奪三振。前回3月29日・ソフトバンク戦の5失点から完全に立ち直った。

 圧巻の投球は新しいフォームのおかげだ。昨年、中継ぎだった小嶋は踏み出す右足をインステップ気味にしていた。この“中継ぎ仕様”では直球の制球に苦しんだ。

 その右足を真っすぐに踏み出すように修正。久保コーチに提案され4日前から試みた。「直球をひっかけることが少なくなった」と効果絶大。制球が安定し好投に結びついた。

 今は好投が2戦続かず、2軍暮らし。だが、今度こそ結果を続けて出してみせる。

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