マートン東北に米寄付…1勝で50キロ
阪神のマット・マートン外野手(31)が今季、チームが1勝を挙げることに、東日本大震災の被災地に米50キロを寄付することが8日、分かった。
来日2年目の11年3月11日に起きた未曾有の大惨事。マートンはひどく心を痛めた。震災直後には義援金100万円と物資を寄付し、今でも被災地への思いは強い。個人サイト「マートンベースボール」には直近の更新で「この悲劇によって影響を受けた多くの人々のために、僕は祈り続けています」と記している。
今季の開幕前には関係者を通して被災地の現状を確認。「お米が足りていないからお願いします、と言われたので」と仮設住宅に住む被災者らへの寄付を決めた。
9日からは本拠地で7連勝中の巨人を迎え撃つ。6日に新井良が負傷で登録抹消され、7日の広島戦から4番を任されているマートンへの期待は大きくなる。
それでも甲子園での練習後には「ダイジョウブ」と笑顔を見せた。打率・300と好調をキープしている助っ人。被災者とともに、上昇気流に乗れないチームも救う。