ファンの期待胸に…藤浪、聖地で初星だ
目指すは聖地での勝利だ!阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が8日、ファンの期待に応える甲子園でのプロ初勝利を誓った。次回先発は14日のDeNA戦(甲子園)の予定。セットポジションでのクセなど課題を修正し、万全の構えで臨む。
虎党が待ちに待った、タテジマに身を包む藤浪の聖地デビューが近づいている。「ファンの人たちは、甲子園での初勝利を期待されていると思う、そうなれればいいですね」。ファンの期待に応えてこそプロ。藤浪自身も、その自覚は十分だ。
勝利にこだわる男。甲子園でのプロ初勝利へ、準備にも妥協はない。7日の広島戦(マツダ)では2番手で中継ぎ登板。五回には、カーブを投じた際に二走・ルイスに三盗を決められ、中西投手コーチが「直していかないといけない」というセットポジションでクセが出る課題も露呈した。
藤浪自身は「(二塁走者に)球種の握りを見られて走られている」と修正点の1つを挙げ、「しっかり直していきたい」と意気込みを示した。
万来の客から大歓声が降り注ぐ、甲子園のマウンド。だが、高校時代に春夏連覇を成し遂げた右腕は「(歓声も)マウンドに上がれば、あまり気にならない。応援していただけるのは、ありがたい」と余裕の表情だ。万全の態勢を整え、虎党の歓喜に沸くマウンドにしてみせる。