左太もも裏肉離れで離脱した阪神・新井良太内野手（２９）が１２日、鳴尾浜でシート打撃を行った。２打席いずれも凡退したが患部に問題はなかった。１６日・巨人戦での最短復帰を目指し、１３日の育成試合（日本新薬戦）に出場する予定だ。

　小嶋が投じた初球をフルスイング。左足を踏み込んでも痛みは感じなかった。「打ってから走るという動作をしても（左足は）痛くなかった」。５日の広島戦以来、１週間ぶりの投手との対戦も「（感覚は）変わらない」とブランクを感じなかったようだ。前日のフリー打撃に続き打撃での不安は一切、排除された。

　全体練習に合流したこの日は投内連係やシートノックもこなした。復帰への指標とされたダッシュも８～９割の力で塁間を走り抜いた。

　平田２軍監督はシート打撃を見届け、甲子園の和田監督に現状報告。和田監督は「思ったより（復帰は）早いんじゃないかな」と“朗報”が届いたことを明かした。あとは実戦復帰をクリアするのみ。目指していた巨人戦での最短復帰が秒読みに入った。