良太、復帰戦で特大3ラン!1軍見えた
「育成試合、阪神5‐3日本新薬」(13日、鳴尾浜)
左太もも裏肉離れで離脱した阪神・新井良が三回、推定130メートルの特大ソロを放った。
3打席限定での出場。初回の第1打席は1死一、二塁で外角低めのストレートに見逃し三振に倒れた。しかし三回の第2打席は1死走者なしから2球目のスライダーを左中間へ。振り抜くと同時に本塁打と分かる弾道が、外野のネットを揺らした。「結果というより、実戦で痛みが出なかったのがよかった」とホッとした表情で振り返った。
その言葉が裏付ける通り、五回の第3打席は二ゴロに倒れたが、全力で一塁を駆け抜けて左足の復調をアピール。「第3打席が一番良かった。(足の状態を)確認するという意味でね。後退はしていない」と手応えを感じ取った。
担当の権田トレーナーは「予定通りの3打席。走るのは問題ない」と太鼓判。水谷チーフ打撃コーチは「足を痛める前から(打撃に)いい兆しが見えていた。当然じゃないか」とうなずいた。
5日の広島戦(マツダ)で負傷し、翌6日に出場選手登録を抹消された。そこから予想以上のスピードで回復している。試合前ノックも難なくこなしており、14日の育成試合・履正社学園戦(鳴尾浜)では守備にも就く予定。16日・巨人戦(東京ドーム)での1軍復帰へ、視界は開けた。