和田監督4失策に怒り「恥ずかしい」

 「阪神1‐6DeNA」(13日、甲子園)

 ふくれっ面だった。会見場に足を踏み入れた阪神・和田監督の目がつり上がっていた。それもそのはず。3連勝の上げ潮に乗って、デーゲーム初勝利を目指した試合は初回にブチ壊され、加えて今季ワーストの4失策。怒りを抑えるのは無理だった。

 「デーゲームがどうのこうのという試合じゃない。甲子園でエラー4つか。恥ずかしい。しっかり立て直してやっていきます」。そう言い残すと、きびすを返して扉の奥に姿を消した。歩調にも怒りの色がにじんでいた。

 初回、4点を失った直後に西岡が適時失策。七回には歳内がけん制を悪送球し、続いてコンラッドも悪送球。トドメに八回、藤原が投ゴロを一塁へ悪送球。今季最多の4万4744人で膨らんだスタンドに失望のため息が充満した。

 苦労して蓄えた貯金を1日で吐き出し、勝率5割に逆戻り。デーゲームの連敗は4に伸びた。岩田の乱調と守乱が招いた土曜の惨劇。週末に笑えないタテジマ軍団。次なる相手は天敵・三浦。“5度目の正直”を信じて足を運ぶファンに、今度こそ白星を届けたい。

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