良太15日1軍合流!和田監督が明言
「育成試合、阪神10-1履正社学園」(14日、鳴尾浜)
左太もも裏肉離れで離脱した阪神・新井良太内野手(29)が14日、履正社学園との育成試合に「4番・一塁」で出場。故障後、初の実戦守備につき、3度の守備機会を無難にこなした。報告を受けた和田監督は「あす(15日)から合流する」と1軍復帰を明言した。
復帰への“最終試験”も無事クリアだ。特大アーチで実戦復帰した13日はDHでの出場。守備で瞬間的な動きができるかがポイントだった。
三回無死一塁で強烈な一塁ゴロが新井良を襲った。瞬時に低い体勢に入りがっちり捕球し二塁へ素早く送球。そのまま一塁ベースに入り併殺を完成させた。無駄のない一連の動きは左足の不安を感じさせなかった。
「いろんな打球が飛んできたし問題なかった」。二回は一塁ゴロを捕り先発・金田を制して一塁ベースを踏んだ。四回も一飛を処理するなど五回終了まで危なげなく一塁守備をこなして退いた。
打撃では1打数無安打1四球。2日間の実戦でダッシュやスライディングの機会はなかったが、権田トレーナーは「総合的に確認できました。走攻守において大丈夫です」と太鼓判を押した。
6日に抹消されてから最短復帰を目指してきた。準備ができているかとの問いに「そのつもりでやってきた」と力強く語った。10日間のうっぷんを原巨人にぶつけるべく、新井良は東上する。