藤浪、マエケン&大谷から祝福メール
阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が15日、プロ初勝利を挙げた14日のDeNA戦(甲子園)から一夜明け、あらためて先発ローテ投手としてのフル回転へ意欲を示した。
「まず1勝を挙げたので、ここからがスタートだと思う。ホッとしたというより、ここから始まるぞ、という気持ち」。余韻に浸ることなく次戦以降へ視線を向けた。
14日は多くの祝福を受けた。携帯電話にはプロ初登板初先発した3月31日のヤクルト戦後よりも多くのメールが届き、全てに返信した。
その中には日本ハム・大谷、広島・前田健からの祝福もあった。「大谷君に関してはお互い刺激となっていければいいし、前田さんは尊敬する先輩なのでありがたかった」と白い歯を見せた。
試合後に虎風荘に帰ると大阪桐蔭の先輩・西田、同期で同級生の北條から「おめでとう!」と言われたという。「西田さんにはコンビニでアイスとお菓子を買ってもらいました」と軽口も交えて祝福を喜んだ。
その後は3人で寮の部屋で14日の試合をビデオでチェック。「後半のフォームが気に入らなかった。体重の移動の仕方とか」と次回登板へ向けて課題を見つけた。この日、甲子園での投手指名練習は軽めの調整。疲労を取ることに専念した。
プロ初勝利は通過点だ。自身へのご褒美をする予定もない。藤浪は気持ちも新たに連勝街道を突き進む。