西岡、挑戦者の姿勢で再度G倒だ!

 阪神は15日、東京ドームで行われる巨人3連戦に向けて上京した。好調な打撃でチームを引っ張る西岡剛内野手(28)は、ロッテ時代の2010年に打率・480、09年に・600と東京ドームを得意にしているが、宿敵がもくろむリベンジに警戒感を強めた。

 1週間で折り返しとなる伝統の一戦。本拠地・甲子園では2勝1分けと勝ち越した。それでも西岡は14日の試合後、「巨人の力はこんなもんじゃない。僕らはそれに立ち向かっていかないといけない」と明かしていた。貫くのはあくまでも“挑戦者”の姿勢だ。

 首位に立つ巨人は、昨季、圧倒的な差でセ・リーグを制覇し、今季も各球団と一回りの対戦を終えて10勝2敗2分け。阪神以外には一つも黒星を喫していない。しかも東京ドームでは今季、負け無しの8連勝中と絶対的な強さを誇っている。

 「東京ドームはアウェーですから。甲子園では投手陣の頑張りがあったので」と語る西岡。敵地では先攻となるだけに、先制して主導権を握れるかが一つのポイントになる。前回の3連戦では11打数4安打と結果を残し、2四球も加えた出塁率は・462。背番号7が一度でも多く塁に出ることで、必ず得点のチャンスは広がる。

 8試合連続安打で打率はリーグ4位の・373。虎をけん引していることは数字が証明している。王者への挑戦‐。西岡がアグレッシブに敵地を動き回る。

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