マートン爆発!猛打賞で来日初の5打点

 「巨人1‐8阪神」(18日、東京ド)

 球場のボルテージが一気に上昇した。2点リードの三回、2死一塁。阪神・マートンが沢村のスライダーを完璧に捉えた。打球は黄色く染まった左翼スタンドへ突き刺さった。今季1号2ランだ。

 ダイヤモンドを回りながら浴びる大歓声。久々に味わう快感だ。マートン自身、巨人戦のアーチは2011年9月24日以来、2年ぶり8本目。チームでは7日の広島戦(マツダ)以来となる本塁打で、2連敗の重苦しいムードさえも変えた。

 「とにかく勝ちたかったので、勝てて良かったよ。今年初めて東京ドームで巨人に勝てたので」

 巨人が東京ドームで負けていないことは頭に入っていたが、敵地で3連敗だけはできない。意地を見せたマートンのバットは、それからも止まらなかった。

 五回、1死一塁の場面では2番手の小山から右中間を破るタイムリー。スタートを切っていた一塁走者の鳥谷は一気に本塁を駆け抜けた。六回にも右翼線へ2点適時打を放ち、来日最多となる5打点をたたき出した。

 これで2試合連続の“猛打賞”。「打順は関係ない。来た球を打つだけだよ」。打順へのこだわりはないが、4番としてきっちり仕事を果たしている。

 チームは勝率を5割に戻し、19日から甲子園でヤクルトを迎え撃つ。「1試合、1試合。明日が大事になってくる」。マートンは静かに燃えている。

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