4番・森田、技ありダメ押し適時三塁打
「ウエスタン、阪神4‐0オリックス」(19日、鳴尾浜)
4番が試合を決定づけた。阪神・森田が2点リードの八回1死二、三塁から左線へ2点適時三塁打。ダメ押しの一打で3連勝を呼び込んだ。
七回にようやく2点を先制し訪れた八回の絶好機。フルカウントからの6球目、3番手・シュルツの内角直球を流し打った。三塁線を破る技ありの一打で2者が生還。左翼手が打球処理にもたついている間に息を切らせながら三塁へ到達した。
「あそこで0点と点が入るのでは全然違う。絶対打ってやろうと思いました」。無失点で踏ん張っている投手陣を助けたかった。何より4番で使い続けてくれる指揮官の期待に応えたかった。
開幕から15試合で4番に座る。貧打が続くと平田2軍監督に「4番がヘボやからや」と名指しで叱責された。それでも外されたのはわずか2度。「ずっと4番を打たせてもらっているので」と森田は意気に感じ、奮起を誓っていた。
4番が上昇気流に乗り3連勝だ。打点はチームトップの8打点をマーク。ここ一番で打ってこその主砲。虎を勝利に導く一撃はこの男が打ち続ける。