やられたらやり返す。２１日のヤクルト戦で先発する阪神のドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１９）＝大阪桐蔭＝が、３月３１日（神宮）のプロ初登板初先発（６回２失点）で初黒星を喫したヤクルトに雪辱し、プロ２勝目を挙げることを誓った。

　「負けること自体が好きじゃない。プロ（はリーグ戦）なので２回負けることもあると思うけど、１回目は負けたので２回目は負けないでおこうと思う」と言い切った。

　高校時代は公式戦で敗れた相手に次戦は必ず勝利を収めた。１１年夏の大阪大会決勝で敗れた東大阪大柏原には、１１年秋の大阪大会決勝などで勝利。１１年秋の近畿大会準々決勝で敗れた天理には、１２年夏の甲子園準々決勝でリベンジした。プロとなった今も苦手意識を生まないために、同一チームの連敗は避けたい。

　チームにとっても重要な一戦だ。今季初の４連勝、今季最多の貯金３がかかる。登板前日のこの日は甲子園でブルペン入り。「マウンドに上がったら勝ちを目指すだけ」。高校時代は甲子園で無傷の９連勝。そしてプロでも１４日・ＤｅＮＡ戦で初勝利を挙げた。相性抜群の聖地で、不敗神話を継続してみせる。