再起をかける岩田2軍戦で7回2失点
「ウエスタン、阪神7-3広島」(25日、甲子園)
開幕3連敗を喫し抹消された阪神・岩田が12日ぶりに実戦登板した。再起をかけたマウンドは7回2失点だった。
降格の一因となった、課題の立ち上がりだ。「最初は不安な感じでマウンドに上がった。フォーム的にこれといったものがなかったので」と先頭・鈴木誠にいきなり3連続でボール。
それでもカウント3‐1から必死に投じた141キロ直球で二ゴロに仕留めた。3番・鈴木将にはこの日の最速145キロを計測。三者凡退で今季初めて初回を「0」に抑えた。
二回は2安打を浴びたが、三回以降はスラーブを武器に、低めに変化球を集めた。しかし七回、失策が絡んで1死満塁から、2点適時打を浴びる。「あそこはしっかりいってほしかった」と久保2軍チーフ投手コーチ。本人も肩を落とした。
14日の抹消から3日連続ブルペンに入った。重心移動など試行錯誤した。「(フォームが)しっくりきていない」と言うが、7回2失点の結果には「これがきっかけになれば」と語った。完全復活までもがき抜くしかない。