スタン連勝!守備乱れても踏ん張った

 「阪神11‐3広島」(30日、甲子園)

 二塁審判の右腕が上がると、勢いよく藤井彰を指さした。狙い通りの盗塁阻止。阪神の先発・スタンリッジが広島の足を封じて今季2勝目を挙げた。

 場面は五回だ。1死から安部に右前打を許す。続く倉の打席で計3球のけん制球を入れて警戒。3球目に安部はスタートを切ったが、スタンリッジのクイック投球と藤井彰の好送球でアウトに。バッテリーの共同作業でピンチの芽をつんだ。

 「ランナーをしっかり抑えることができた。自分のクイックは速いし、藤井さんもランナーを刺せる。予定通りアウトにできて良かったよ」

 続く六回に守備の乱れなどで3点を失った。「メンタルのミス」と右腕は反省したが、和田監督は合格点を与えた。

 「テンポが良かったしいいピッチングをしてくれた。六回は守備で足を引っ張ってしまったから。あそこだけだね」

 この勝利で阪神在籍通算29勝。阪神外国人投手ではバッキー(100勝)、キーオ(45勝)、メッセンジャー(30勝)に続く30勝に王手をかけた。次回は7日の巨人戦(東京ドーム)に先発予定。メモリアルの勝利は宿敵から手にする。

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