桧山が代打通算100打点!執念でトドメ

 「ヤクルト2‐4阪神」(12日、松山)

 執念で運んだ。1点を返された直後の価値ある1点を、阪神・桧山が叩き出した。「能見ががんばってたから何とかしたかった。チームが勝って良かった」。代打通算100打点となる節目の一振りは、6連勝を決定付けるものとなった。

 1点リードの九回だ。1死満塁の場面で登場すると、追い込まれながらも4球目の内角直球に食らい付く。打球は前進守備の二塁・田中浩の頭上を越えて右前へ。「つまって『グシャ』って感じだったけど、ああいうヒットもないと」。8日の今季初安打初打点に続き、自身2打席連続の打点となった。

 「(100打点は)やってる内はそんなに思わないけど、終わった時にこれだけ打ってきたなと思う」。この日は母の日だったが「月曜日に(会いに)行こうかと思ったけど、練習しようと」と話す。立ち止まることなく、次なる勝負へと目を向けていく。

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