藤浪が全球種20球投げた!遠征は居残り
背中と腰の張りのため出場選手登録を抹消されている阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が16日、甲子園の室内ブルペンで投球練習を再開した。
直球に加え、カットボールやフォークなど変化球全球種を交えて約20球を投げた。今月5日(ヤクルト戦・甲子園)以来の投球に、藤浪は「今日は確認程度です。確認程度だったので気持ちいいとかはなかったです」と淡々と振り返った。
投球練習を見守った山口投手コーチは「今日は軽めで、いろんな球を投げていた。1日おきにブルペンに入って調子を上げていってほしい」と話した。
今後は19日からの関東遠征には帯同せず、鳴尾浜で調整する。「(西武ドームとQVCは)人工芝やから鳴尾浜で練習させる」と山口コーチが明かした。体に負担がかかる新幹線やバス移動を避ける意味合いもあると見られる。
さらに山口コーチは「バッターとの感覚は必要やから。シート(打撃)になるか、それはまだ分からんけど。初めての経験やし、その日の状態を見ながら」と話し、打者相手の投球で調整させる方針を示した。
ファームでは21日に四国アイランドリーグ選抜と、22日には関西独立リーグ選抜と鳴尾浜で育成試合が組まれている。シート打撃や育成試合など、実戦形式の登板を経て、26日の日本ハム戦(甲子園)に臨む。