マートン球団タイ3戦連続猛打賞狙う!
阪神のマット・マートン外野手(31)が、25日の日本ハム戦(甲子園)で球団タイ記録となる3試合連続猛打賞に挑む。24日、千葉から帰阪し静養した助っ人は、過去に2度、この記録を達成している。絶好調のバットで球団新記録への挑戦権をつかみ取る。
激闘の疲れも見せずに、早朝、千葉市内の宿舎を笑顔で後にしたマートン。3試合連続猛打賞の球団タイ記録について「去年もやっているからね」と言いながらも、「そんなに簡単なものではない。自分としてはとにかく1打席、1打席を大切にやっていきたい」と意気込みをのぞかせた。
交流戦に突入してからやや調子を落としていたマートンだが、好相性の千葉で完全復活。甘い球を一振りで仕留め、ボール球には手を出さない本来のスイングが戻ってきている。水谷チーフ打撃コーチは「あいつのいいときは、しっかり右中間に強い打球が打てる」と調子のバロメーターを明かしており、実際に23日のロッテ戦では内角球をコンパクトなスイングで右中間最深部へ運んでみせた。
今季はすでに11回の猛打賞を記録しており、2010年に214安打を放った時と同じペースで安打を量産している。チームは初戦を取れば、交流戦の勝率が5割に戻り、貯金は最多タイの9になる。本人にとってもチームにとっても重要な一戦。4番のバットが命運を握っている。