新井、絶賛大谷の前で1000打点決める!
阪神・新井貴浩内野手(36)が24日、初対戦する日本ハムの大谷翔平投手(18)を絶賛した。「ボールの見逃し方は高卒1年目とは思えない。体が大きいのに柔らかいバッティングをしているしね。ニュースでしか見たことはないけど、すごい能力の選手だと思う」。大谷の投手デビュー戦(23日)にも注目していたが、やはり目が向くのは打者としての卓越した才能。自身の新人時代とは比較にならない打撃センスを映像で見るたび、ため息を漏らしてきた。
そのバットコントロールを生で目にする機会は、シーズンでは交流戦のみ。大谷の快音はありがたくないが、18歳らしからぬ、ボール、ストライクの見極めには自然と興味がわく。ドラフト6位でぎりぎりプロ入りした新井にとって、大谷の華やかさは“別次元”。それでも、不器用なりに積み上げた実績にプライドもある。勲章が秒読みの今カードで、主役の座を譲るわけにはいかない。
あと「2」と迫るプロ通算1000打点を「勝ちにつながるいい節目にしたい」と話す。前夜ロッテ戦でも2安打し、打率は・308まで上昇。そして、リーグ3位タイの得点圏打率(・371)も際立っている。大台到達の予感が漂う。
この日は昼過ぎの新幹線で帰阪。半日を静養に充てた。「いつもと変わらずやるよ」。プロ野球ファンが大注目する超新星の甲子園凱旋試合で、泥臭くメモリアルを刻む。お兄ちゃんが大谷から主役を奪っちゃう。