和田監督、打撃不振悩める大和に直ゲキ
苦境を乗り越えろ‐。阪神・和田豊監督(50)が27日、甲子園で行われた指名練習で、打撃不振に苦しむ大和を直接指導。指揮官として、2番打者を張った先輩として、難局を切り開くようにゲキを飛ばした。
直近の6試合で25打数1安打。25日の日本ハム戦でサヨナラ勝ちの布石を整えた遊撃内野安打。試合直後に涙を流したあの1本だけだ。「これだけ試合に出るのも初めてだし、ちょうど50試合あたりで体力的にもキツい時」と言った和田監督。外野から打撃ケージに赴き、身ぶり手ぶりを交えて助言を授けた。
「下(半身)が、へばってくると、上体で振ってしまう。しっかり足場を作れと言われました」と大和。代役はいないし、指揮官は代えるつもりもない。だからこそ、1日も早く立ち直って欲しい。試練と上手に立ち向かうのもプロの術だ。