阪神・久保康友投手（３２）が２９日、再調整のため出場選手登録を抹消された。２８日の楽天戦の九回、１点差を守り切れず、１／３回を３安打３失点で降板した同投手はここまで、１９試合に登板して６度の救援に失敗し、２勝３敗６セーブ、防御率４・６４と精彩を欠いていた。

　「一度リフレッシュしてね。１０日以内では戻って来られないのでね。前向きにとらえましょう」と和田監督は話した。また、中西投手コーチは「このままでは久保自身もしんどいだろう。まず段階を踏んでから、抑えとしてね」と２軍での実戦登板を経て、守護神の座に復帰させる予定であることを明かした。

　久保は鳴尾浜で下半身強化のランニングと、ブルペンで投球練習を行った。「今のところ状態が良くてやられている。完全な力不足なのでやるしかない。リフレッシュの必要なんかない。最短の１０日で戻るつもりでいるけど、その１０日間はきっちりトレーニングしていく。走り込みやウエートも負荷を掛けてやっていく」と早期１軍復帰を視野に、自らを追い込む決意を示した。